掲示板(1月)


よく仏法聴聞される方が、「聞かせていただいている間は有難いのですが、お寺の門を出るとすっかり忘れてしまいます」と言われます。

これは私も常に経験することです。

よき先生の話を聞いても、寺へ帰ってくるとすっかり忘れてしまいます。

そのときは筆記したノートを見て確かめることにしています。浄土真宗の聴聞において一番欠けていることは、聞いたことを我身に引き当てて考えて見るということです。

『大経』には法蔵菩薩の物語が出ていますが、法蔵菩薩は一切の迷える衆生を仏とするため、その手立を見つけるまでに、五劫の間思惟されたとあります。私一人を助けるため五劫の間考え抜かれたのです。

思惟を内観ともいいます。内観とは、自分を深く見つめるということです。智慧の念仏といわれますが、如来さまの智慧が念仏なのです。

だから、念仏申せば自分が見えるのです。自分が見えるということは、自分の煩悩が見えるということです。

そして、念仏申せば内観深まり、内観深まればいよいよ念仏が申されるのです。
(老僧)

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お正月1

2020(令和2)年 1月1日


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年は雪もなく、凍えるほど寒くもなく、除夜の鐘もつきやすかったです。
いつもゴミ収集でお世話になっている方が、ご家族と足を運んで下さいました。
嬉しかったです。

早朝6時。寒く、しとしとと雨も降る中、おあさじに足を運んでくださいました。

10時半から、武周の方々がいらっしゃいました。

二ツ屋の方々です。

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掲示板

2019年12月17日


西雲寺の掲示板に書かれている言葉を紹介します。

浄土真宗の教えは、お経に「聞其名号、信心歓喜(その名号を聞いて、信心歓喜せん)」とありますように「聞」の宗教です。

お念仏は称えるまま、そのいわれ、響きを聞かせていただくのです。

「南無阿弥陀仏」とは、如来さまが、迷いの一切の衆生を救わんと、私たちのために「南無阿弥陀仏」と名告り出て下さったのです。そして、その六字の名号を衆生に聞かしめ、称えしめて救おうと、今現に私の上にはたらいていて下さっているのです。

母親というものは、子どもを授かると、ただ一心に何の計らいもなく子どもを産み育てます。

そして、やがて赤ん坊は、「ママ」「母ちゃん」と親の名前を呼ぶようになります。

これが、母親になった何よりの喜びです。

子が親を呼ぶ声は、子どもの力でなく、母親の念力が呼ばしめたものです。

それと同じように、私にお念仏申す力はありません。我が名を称えせしめんという願力がはたらいて、強情な私の口を割ってお念仏が出て下さるのです。

我が名を称えよとの仰せは、久遠の親ごころの表現です。私たちがお念仏申すということは、この親ごころを聞いていくことなのです。そして、如来さまの内なる我を知らされるのです。

み仏をよぶわが声は、み仏のわれをよびます、み声なりけり(甲斐和里子)

【老僧】

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御正忌報恩講

2019年11月30日


報恩講最終日になりました。
午前7時。おあさじです。

午前10時。報恩講の最後のおつとめ、満日中です。

本日のおときは、ごぜんさまのおじやです。
お御堂から場所を移し、お参りした方々と囲炉裏を囲みました。

おじやを食べ終わると、後片付けをしてくださいました。

最後まで、本当にありがとうございました。

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御正忌報恩講 2日目

2019年11月29日


報恩講の中日です。
午前10時。お日中が始まりました。

今年の法話をして下さるのは、大野の関哲樹師です。

12時。おときの時間です。
写真を撮り忘れてしまいましたが、こんな献立でした。とても美味しかったです!

午後1時半。大逮夜が始まりました。
みなさま、引き続いてお参りくださいました。

薄暗い中、住職が御伝鈔を読み上げます。

お参りいただいた方々も、御伝鈔の冊子を黙読しています。

引き続いて関師の法話です。

午後7時。お初夜です。

夜になると、さらに暗いですね。

御伝鈔と法話の間に、おかざりのもち入りのぜんざいをいただきました。

帰り道は雨になってしまいました。
みなさん、風邪を引かれませんように!

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御正忌報恩講 1日目

2019年11月28日


今年も、御正忌報恩講がつとまりました。
26日のご本山参拝に引き続いて、お参り下さった方もいらっしゃいました。
どなた様も、始まる時間にあわせて足を運んで下さること、それから、元気なお姿を拝見できることを、とても嬉しく思います。

朝早くから、準備をしていただきました。
おかざりのおもち作りです。

午後2時。お逮夜が始まりました。

午後7時からは、毎月つとめさせていただいている、おこさまです。
今月の当番は、こなかやさんでした。

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本山佛光寺 御正忌報恩講 団体参拝

2019年11月26日


今年は、43名の方々が団体参拝に参加してくださいました。
ご参加下さいました皆さまに、心より感謝致します。
残念ながら、今回はご参加になれなかった皆さまも、次の機会に是非ご一緒下さい。
楽しみにしております。

早朝6時半に西雲寺を出発し、本堂、安田、坪谷、鯖江インターで次々とメンバーが合流して、京都へ向かいました。
筆頭総代の末定さんに、行きも帰りも挨拶をしていただきました。
ありがとうございます。

車掌に成り代わりまして(笑)。行きも帰りも、道中盛り上げてくださいました。
ありがとうございます。

東山・本廟を参拝しました。

声を合わせて舌々正信偈一首引。導師は末定総代です。

本廟でお弁当をいただきました。

本山・佛光寺 到着。
大きなイチョウの木が、黄色く美しい絨毯にたたずみながら迎えてくれました。

午後2時。お逮夜。

雅楽の音色は、生演奏です。

帰敬式(おかみそり)。
西雲寺からおひとり、受式されました。

早朝から深夜までの日帰り旅行にご参加下さいました皆さま、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。

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