2021年11月29日
投稿が遅くなって申し訳ありません。(汗
今年も、御正忌報恩講がつとまりました。
前日の28日に雪囲いで集まっていただいた際に、提灯もつけていただきました。
28日と29日の朝に、お飾りのおもち作りや、お寿司(おとき)などの準備をしていただきました。
午前10時です。お日中が始まりました。
対談:『看護師さんと考える生老病死』
今年は法話という枠を超えて、在宅医療の看護師さんと住職が対談を行いました。
対談と銘打ってはいますが、看護師さんも住職もお参りされている方々に向かって話していることがほとんどで、お参りされている方からも質問や体験談などを聞かせてもらうような、そんなお御堂が一体となる空間でした。
その場にいるみなさんと一緒に、生きるということ、看取るということを、在宅医療を通して考えられたのではないかなと思います。
午前の部では、『家で医療を受けるという道』と題して、在宅医療について教えていただきました。
八木さんは何度も、「病院と在宅医療、どちらが良い悪いではなく、それぞれの役割やメリットデメリットがあることを、まず知ってほしい」と話されていました。
その上で挙げられた在宅医療のメリットは、「住み慣れた家で生活ができること」「家族の声や生活音が聞こえる安心感」です。午後の部ででしたが、住職からは「近所の人に会える」ということも挙げられていました。
お昼(おとき)は、座敷でいただきました。
ささやかではありますが、おかずも作っていただきました。
コロナ感染の対策として、少し間隔をあけての昼食でしたが、やはり一緒に食べるのは良いですね~
おときの後には、お御堂で火鉢を囲み、お参りの方と八木さんが直接話をしたり、お参りの方同士がお話をしていたりと、なごやかな時間を過ごしました。
午後2時、お逮夜が始まりました。
対談の前に、お飾りのもちが入った暖かいぜんざいをいただきました。
午後の部では、『家で看取る、そしてその後』と題して、「自宅で看取る」ということに焦点を当ててお話をしました。また、八木さんや住職、お参りの方々から、さまざまな事例を聞くことができました。
最後に八木さんがまとめとして話されたのは、「自分がどうやって生きていきたいのかを考えてほしい」ということでした。これも、一日を通して何度も繰り返しお話しされていたことでした。
在宅医療では、さまざまな専門家が、本人や家族の意思を尊重しながら、具体的にどのようなサポートをしていくかを一緒に考えてくださるそうです。そんなに心強い専門家チームがあるのかと、なんだか胸が熱くなりました。
また、八木さんが勤務する施設では24時間対応しているそうで、「夜中でも遠慮なくご連絡ください」とおっしゃっておられました。その際、「私たちも、その場その場でぜひ立ち会わせていただきたい。立ち会わなければならないなと考えています」とおっしゃったのが、八木さんの所属するチームの在宅医療への想いが溢れているなと感じ、とても印象強かったです。
午前の部でも午後の部でも、総代の高橋文男さんにごあいさついただきました。
夕方ですが、暗い中後片付けもしていただきました。
ありがとうございました。
足を運んでお参りくださった方々、対談の席に快く座っていただいた八木さん、また、気持ちを寄せて下さった方々、本当にありがとうございました。