掲載が遅くなってしまいましたが、3月の掲示板です。
ふきのとうが食卓をにぎわし、梅の花が咲きほこり、待ち遠しい春の訪れを感じさせてくれる頃となりました。
私は小鳥が好きで、以前イカル(まめころばし)を飼っていましたが、これも春告げ鳥です。
しかし、ここ数年その鳴き声を聞いたことがありません。
さて、春告げ鳥の代表はうぐいすですが、いつ鳴いてくれるのか待ち遠しいことです。皆さんはうぐいすが鳴いたのは春になったからであると思われるかもしれませんが、そうでは ありません。
春の陽気に催されてうぐいすが鳴いたのです。大地の中に眠っていたミミズやカエル、蛇たちも春の陽気に催されてもぞもぞしていることでしょう。
私たちがお念仏申すのも同じことです。私が賢くてお念仏申すのではありません。弥陀の本願の催しによって念仏申させていただくのです。十劫(じっこう)の昔より、本願の名号が私たちに念仏申せと呼んでいて下さるのです。(老僧)